カジュアル面談とは|面接との違いや実施方法、成功させるポイントを解説
2024.08.26
近年、カジュアル面談を実施する企業が増えています。
カジュアル面談とは主に選考前に行われ、社員と候補者がカジュアルに話をするものです。
これまで中途採用において実施する傾向がありましたが、最近は新卒採用でも実施する企業が増えています。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
カジュアル面談とは
カジュアル面談とは、企業と求職者がリラックスした状態で話をし、相互理解を深める取り組みを言います
選考中に実施することもありますが、選考前に実施するケースがほとんどです。
カジュアル面談の目的
選考前にカジュアル面談を行う目的は求職者と企業の相互理解です。
また、企業側には求職者に自社の好感度を印象付けたり、アピールする目的があります。
カジュアル面談が注目される背景
従来の採用手法は求人広告や求人サイト、エージェント経由で応募を待つスタイル、いわゆる「受け身」が一般的でした。
近年、少子高齢化による人材不足が慢性化しており、人材確保に悩む企業が増えています。
また、転職が珍しいことではなくなり、人材の流動化が活発化しています。
このような背景から、受け身の姿勢ではなく、積極的に人材を確保するスタイルへと変化しつつあります。
さらに、採用のミスマッチを回避し、より自社にマッチした人材を確保するためにも、従来の採用活動とは異なる手法が普及するようになりました。
人材をスカウトするにあたり、「まずは相互理解を深め、ミスマッチをなくしてから応募を考えたい」という候補者側のニーズに応える手法のひとつとしてカジュアル面談が注目されるようになりました。
カジュアル面談と通常の面接の違い
カジュアル面談と通常の面接の違いには以下のようなものがあります。
カジュアル面談 | 採用面接 | |
---|---|---|
企業側の思惑 | マッチングするか見極めたい 候補者の動機づけ | 採用の合否を判断したい |
求職者側の思惑 | マッチングするか見極めたい 応募する判断材料として企業を知りたい | 選考に通過したい 内定を得たい |
進め方 | 双方が対話方式で質問する | 面接官が求職者に質問する |
選考 | なし | あり |
提出書類 | なし | あり |
服装 | 指定なし | スーツが基本 |
上記のとおり、カジュアル面談と通常の面接は目的や進め方に大きな違いがあります。
採用面接と違い、カジュアル面談は企業と求職者の相互理解が目的であり、選考を行うものではありません。
カジュアル面談を行うタイミング
カジュアル面談は選考前に求職者と企業が相互理解を深めるものです。
基本的には選考前に実施しますが、企業によっては書類選考後などある程度選考が進んだときに行うケースもあります。
カジュアル面談の実施方法
カジュアル面談の実施方法には決まった形式はありませんが、以下の3つのパターンが多いです。
- 会食形式
- オンライン形式
- 座談会・交流会形式
それぞれ下記で詳しく解説します。
会食形式
1対1で会って話をしたい場合は会食形式が望ましいでしょう。
会食形式は軽食やランチを摂りながらリラックスした状態で会話を行います。
できるだけ堅苦しい印象を排除することが望ましいため、会議室などではなく、社内のリフレッシュスペースやラウンジ、ホテルのカフェといった場所を選択しましょう。
なお、個人情報が飛び交いますので、面談場所や時間は慎重に選びましょう。
オンライン形式
オンライン形式は、Zoomなどのオンラインツールを使い、求職者の顔を見ながら面談する方法です。
求職者が遠方に住んでいる場合などに有効な方法と言えます。
座談会・交流会形式
1対1に拘らなければ交流会や座談会を開催する方法もあります。
参加者同士で対話をし、情報交換を行います。
座談会・交流会形式の場合、選考の一環として会社説明会の位置づけで実施するケースもあります。
カジュアル面談を行うメリット
カジュアル面談を実施するメリットは大きく以下の3つです。
- 採用のミスマッチを防げる
- 多くの人材にアプローチできる
- 動機づけができる
それぞれ以下で解説します。
採用のミスマッチを防げる
採用ミスマッチの原因として相互理解の不足があります。
選考とは違い、リラックスした状態で求職者の価値観や意見を引き出し、情報共有できれば相互理解が深まります。
また、カジュアル面談は自社のカルチャーにマッチするかどうかを見極める手法としても有効です。
仮に選考に進まなかったとしても、求職者の価値観や志向を把握できるため、採用基準の見直しにつなげやすくなります。
多くの人材にアプローチできる
より多くの人材にアプローチできるのもカジュアル面談のメリットです。
求職者のなかには、「自分のようなスキルでは採用してもらえない」「この業界とは合わない」という固定概念を持つ人もいます。
通常であれば、このように考える人材が実際に応募することはないと言えます。
しかし、カジュアル面談であれば、このような人材も参加しやすくなります。
また、人材には転職潜在層が存在します。
転職潜在層とは、「現在積極的に転職活動を行っているわけではないが、いい会社があれば転職したい」と考えている層を指します。
カジュアル面談であれば、転職潜在層にもアプローチできるため、選考のみのケースより多くの人材に出会うことができます。
動機づけができる
カジュアル面談に参加することで求職者は企業理解を深めることができます。そのため、転職潜在層や業界に固定概念を持った人材が自社の魅力を知り、興味を持ち、応募につながる可能性があります。
また、すでに興味を持っている層に対しても求職者の知りたい情報を事前に提供できるため、応募の動機づけになります。
カジュアル面談の事前準備
カジュアル面談は事前準備が必要です。
面談前に実施すべきことは以下の2点です。
- 事前に資料を渡しておく
- 質問する項目をまとめておく
それぞれ以下で詳しく解説します。
事前に資料を渡しておく
自社の説明をする際は事前に説明資料を用意しましょう。
資料があれば、口頭だけで説明するより参加者にリーチしやすくなります。
このとき、求職者に事前にメールなどで資料や自社URLを送付しておけば、面談当日に手渡す手間が省けます。
求職者に事前に目を通してもらうことで、質疑応答が活発になり、面談当日の進行がスムーズに進みやすくなり、有意義なものになります。
質問する項目をまとめておく
参加者のプロフィールを事前に把握しておき、質問する項目をまとめておきましょう。こうすることで面談をスムーズに進めやすくなります。
参加者に質問する項目については「カジュアル面談で聞くべき6項目」で後述します。
カジュアル面談当日の流れ
カジュアル面談当日の流れは下記となります。
- アイスブレイク・自己紹介
- カジュアル面談の目的を共有する
- 候補者の現状や要望を確認する
- 参加者のニーズに合わせて自社の説明を行う
- 参加者からの質問に答える
- 今後のスケジュールを案内する
順を追って解説します。
アイスブレイク・自己紹介
まずは自己紹介を行います。
企業側は担当者が社内でどういう立場なのか、初めて聞く人がわかるように伝えましょう。このとき、求職者の反応や温度感についてもチェックしておきましょう。
カジュアル面談とはいえ、参加者は緊張するものです。アイスブレイクでその場の雰囲気をやわらげるよう勤めましょう。
アイスブレイクで場の雰囲気を和らげるコツは、面接官の自己開示です。
「〇〇(参加者の出身地)は学生時代に住んだことがありますよ」など、面接官のプラ―ベートな側面が見えると、参加者は打ち解けやすくなるでしょう。
「リラックスした状態でフランクに会話ができる場」「合否を判断するものではない」ということを印象付けることで、参加者の本音を引き出しやすくなります。
質問する際も最近はまっているものや興味を持っているものについて触れると、和気あいあいとした雰囲気に近づけることができるでしょう。
カジュアル面談の目的を共有する
自己紹介が済んだら、カジュアル面談の目的を共有します。
カジュアル面談の目的が相互理解や情報共有の場であること、合否や選考は関係ないことを伝え、「何を聞いても咎められることはない」と安心してもらうことが重要です。
一方、目的が共有されていないと、カジュアル面談が形骸化してしまい、採用効率が悪くなってしまいます。
候補者の現状や要望を確認する
カジュアル面談は参加者の状況や目的が多岐に渡ります。
参加者の現状や要望を確認することで、カジュアル面談の密度を高めることができます。
具体的には以下のことを確認すると良いでしょう。
- カジュアル面談に参加した理由(自社に転職したい・模索中・情報収集など)
- すでに転職活動を行っているのか
- 転職を考えている理由
- どのような業界で転職したいと考えているのか
- 転職では何を重視しているのか など
詳しくは「カジュアル面談で聞くべき5項目」で後述します。
参加者のニーズに合わせて自社の説明を行う
参加者の目的や要望を確認したら、ニーズに合った自社の説明を行います。
一例を下記に示します。
参加者の目的や要望 | 説明内容 |
---|---|
社風を知りたい | 自社のカルチャーや現場の雰囲気 |
キャリアアップについて知りたい | 人事評価制度や自己啓発制度 |
ワークライフバランスの取り組みを知りたい | フレックスタイム制度や在宅勤務の有無 |
このほか、参加者が現職で抱えている問題があれば、自社に入社することで解消できることをアピールするのも効果的です。
例えば、「年功序列のため、成果を上げても評価されない」という悩みであれば、以下のような点をアピールするのも良いでしょう。
- 成果に応じてインセンティブが得られる
- 20、30代のマネージャー多く、若くてもチャレンジできる風土である など
参加者からの質問に答える
企業からの説明が終わったら、参加者からの質疑応答に移ります。
参加者のなかには「聞きたいことはあるけど聞きにくい」など、質問を躊躇してしまうケースもあります。
「仕事以外のことでも良いですよ」と伝え、質問のハードルを下げることが重要です。
自社からの発信より、参加者からの質問のほうが参加者は関心を示すものです。
そのため、参加者からの質問があれば自社へ惹きつけるチャンスです。
質問に回答する際は事実だけを述べるのではなく、付随する魅力もアピールすると効果的です。
今後のスケジュールを案内する
最後に今後のスケジュールを案内します。スケジュールについては後日ではなく、当日案内することが重要です。
特に参加者がほかの企業の面談も並行している場合は必ず当日中に案内しましょう。
カジュアル面談で得た記憶や関心は時間とともに薄れていくものです。
自社への関心が高まっているうちに次のステップを案内すれば、選考参加率が高まります。
「自社に入社してほしい」と感じた参加者については、その旨も伝えたうえで今後のスケジュールを案内すると、志望度が高まり、採用につなげやすくなります。
カジュアル面談で聞くべき5項目
カジュアル面談で聞くべき5項目は以下となります。
- カジュアル面談に参加したきっかけ
- スキルや経験
- 転職活動の状況
- 転職で重視すること
- 今後のキャリアプラン
それぞれについて質問例をご紹介します。
カジュアル面談に参加したきっかけ
カジュアル面談に参加した理由やきっかけについての質問例です。
- なぜ今回カジュアル面談に参加しようと思っていただけたのですか
- カジュアル面談に参加したことはありますか
- カジュアル面談に参加した理由は何ですか
- 本日の面談で特に知りたいことは何ですか
- 弊社のどのようなところに興味をもってくださったのですか など
スキルや経験
参加者のスキルや経験についての質問例です。ただし、面接のように堅苦しくならによう、自己紹介と併せて確認するのがおすすめです。
- 大学では何を専攻していましたか
- 前職での仕事内容について、簡単に教えていただけますか?
- 前職で苦労した点ややりがいを感じたことはありましたか
- 〇〇を希望する場合、△△の資格が必要となるのですが、お持ちですか?
- 現在のお仕事ではどのような役割を担当されていますか
- ご自身の強みや得意分野について教えてください
- 最近学んだことや、新しく習得したスキルについて教えてください など
転職活動の状況
自社への質問と同時に他の企業にどの程度アプローチしているのかも確認しましょう。
他企業への転職活動の状況を確認することで、転職活動への本気度がわかります。
また、どのような企業に応募しているかによって、他社との差別化ポイントや自社の強みをアピールするなど、アプローチの仕方を変えると良いでしょう。
- このような面談ははじめてですか
- インターンには行きましたか。(行った場合)何社行かれましたか ※新卒向け
- 他に気になる業界・企業はありますか。あれば、その理由を教えてください
- 選考は始まっていますか
- いつ頃から就職(転職)活動を始めましたか
- 転職を考えるようになったきっかけは何ですか など
転職で重視すること
参加者が転職する際にどのような点を重視するかについても確認しておきましょう。重視するポイントを知ることで自社とのマッチングやカルチャーフィットの判断につながります。
- 企業選びで重視することは何ですか
- 会社を選ぶ際の条件はありますか
- 転職活動において不安に感じていることはありますか
- 職場環境や条件面で重視している点はありますか など
今後のキャリアプラン
将来のキャリアプランを確認しましょう。こうすることで、自社で実現可能なものかどうかを確認でき、ミスマッチを防ぐことにつながります。
- 今後のキャリアにおいて達成したい目標や夢は何ですか
- 5年後、10年後にどのようなキャリアを築いていたいですか
- どのような社会人になりたいですか ※新卒向け
- 将来はどのような仕事をしたいですか など
カジュアル面談を成功させるポイントと注意点
カジュアル面談を成功させるためのポイントと注意点について解説します。
- カジュアル面談の担当者に向いている人
- 志望動機を聞かない
- どちらか一方だけが話しすぎないようにする
- 企業や現場の現状をありのままに伝える・改善意欲も伝える
- 現場の社員を同席させる
- 自身の経験や考え方を含めて伝える
- カジュアル面談後に合否連絡をしない
- 逆質問に備えておく
- バックグラウンドチェックを行う
それぞれ詳しく解説します。
カジュアル面談の担当者に向いている人
カジュアル面談は転職潜在層も参加します。そのため、必ずしも人事や採用担当者が担当する必要はありません。
あくまで相互理解が目的ですので、場の雰囲気をやわらげながら、従業員の生の声を届ける必要があります。
以上のことから、面談担当者としては以下のような人材が相応しいと言えるでしょう。
- コミュニケーション能力が高い
- 質問力が高い
- 相手の立場に合わせて話すことができる
- 自分の言葉で目標や希望を伝えることができる
- 経営層と同じ目線で自社について話すことができる
志望動機を聞かない
ここまで解説したとおり、カジュアル面談の参加者は必ずしも応募を考えているとは限りません。
そのため、志望動機を聞いてしまうと「思っていた面談と違う」「カジュアル面談ではない」と思われたり、居心地が悪くなったりする恐れがあります。
自社への応募を希望している求職者であっても、志望動機を聞くことで緊張感が高まります。
通常の面接で聞くべき質問はカジュアル面談では聞いてはいけません。
どちらか一方だけが話しすぎないようにする
カジュアル面談ではどちらか一方だけが話しすぎないよう、双方向のコミュニケーションを心がけましょう。
特に参加者からの質問は途中で遮ったりせずに最後まで聞くことも重要です。
「緊張してうまく話せない」という場合は場の雰囲気をやわらげつつ、傾聴をこころがけましょう。
企業や現場の現状をありのままに伝える・改善意欲も伝える
カジュアル面談の目的は相互理解です。良いところだけを伝えてしまえば、入社後のミスマッチにつながります。
また、良い部分しか言わない会社に対して参加者が不信感を抱くこともあります。
企業や現場の現状をありのままに伝えることで信頼感が得られやすくなります。このとき、自社に何が不足していて、どう改善していこうとしているかまで伝えることが重要です。
現場の社員を同席させる
参加者の年齢や経験、希望職種に近い経歴の社員を同席させることもポイントです。
こうすることで、参加者に近い目線で自社の魅力を伝えることができ、参加者が自社で働くイメージを抱きやすくなります。
また、質問に対して現場の従業員が回答することで、より具体的なイメージが沸き、実態に即した回答になります。
自身の経験や考え方を含めて伝える
カジュアル面談の参加者は現場の生の声を求めています。
形式的な企業説明ならウェブサイトや資料でわかります。
カジュアル面談では企業の現状や労働環境など、面談担当者のリアルな経験や考え方を交えて伝えましょう。
カジュアル面談後に合否連絡をしない
カジュアル面談は相互理解が目的であって、選考ではなりません。
しかし、カジュアル面談にもかかわらず、終了後に合否を伝える企業も少なからずあるようです。
参加者はカジュアル面談であって、選考でないと考えているため、合否を伝えられると不信感が募ります。
合否を判断するのであれば、その旨を最初に伝え、名称もカジュアル面談ではなく「カジュアル面接」などと変更しましょう。
逆質問に備えておく
前述のとおり、カジュアル面談は参加者からの逆質問への回答が重要です。このとき、事実だけでなく、自社の魅力も併せて伝えましょう。
逆質問として多いものをご紹介します。
- 募集理由
- 「募集の背景について教えてください」
- 業務内容
- 「具体的な業務内容について教えてください」
- 「業務の流れについて教えてください」
- 社内の雰囲気
- 「社内の雰囲気について教えてください」
- 「御社で活躍している方の特徴を教えてください」
- 教育体制
- 「研修制度などスキルアップの機会はありますか」
- 「どのような社内イベントがありますか」
- 今後の事業展開
- 「今後の事業展開について教えてください」
- 勤務体制
- 「リモートワークは導入していますか」
- 「御社のワークライフバランスについて教えてください」
一方、カジュアル面談はフランクに話せる場であることが重要です。そのため、仕事以外の質問が来ることも想定して回答を準備しておきましょう。
例えば、以下のような質問が想定されます。
- 面談担当者の入社理由
- 「〇〇様が入社された経緯を教えてください」
- 「〇〇様が入社を決めた理由はなんですか」
- 面談担当者が仕事でやりがいを感じるとき
- 「仕事のなかでやりがいを感じるときを教えてください」
- 内定する人の共通点
- 「採用予定の人材の傾向や人数を教えてください」
- 「御社に内定する方の共通点を教えてください」
- どんなスキルが求められるのか
- 「身に付けておいたほうがいいスキルや資格はありますか」
- 今後の流れ
- 「入社後から配属までの流れを教えてください」
- 「今後の選考フローを教えてください」
- その他
- 残業の有無
- 平均残業時間
- 離職率
- 有給取得率
- 育休取得率
- 育休や産休後の復職率
- どういう基準で参加者を募ったのか など
バックグラウンドチェックを行う
参加者のスキルや経験は自己申告に過ぎません。そのため、参加者のスキルや経験が真実かどうかはわかりません。
カジュアル面談であっても、参加者は自分を良く見せようと振舞うものです。
選考に進んだ際は内定を出す前にバックグラウンドチェックを行い、参加者の主張するスキルや経験、経歴と矛盾がないかを確認しましょう。
カジュアル面談の事例
カジュアル面談の導入事例をご紹介します。
本田技研工業株式会社
本田技研工業株式会社(通称ホンダ、Honda)はオートバイの販売台数世界首位を誇る世界的な輸送機器メーカーです。
本田技研工業株式会社はソフトウエア領域など一部の職種でカジュアル面談を実施しています。
また、「応募意志不問セミナー」やリファラル採用など、採用ミスマッチを防ぐ取り組みを積極的に行っています。
株式会社メルカリ
日本最大のフリマサービス「メルカリ」を運営する株式会社メルカリは採用の前段階にて以前からカジュアル面談を実施しています。
カジュアル面談プラットフォームPitta(ピッタ)(旧Meety)を活用し、従業員と求職者がカジュアルに交流する仕組みを構築しています。
また、メルカリで働く人を伝えるオウンドメディアmercan (メルカン)を運用し、従業員の声を伝え、採用のミスマッチを防ぐ取り組みを行っています。
まとめ
カジュアル面談はミスマッチを防ぐだけでなく、多様な人材にアプローチし、自社の魅力を伝えるメリットがあります。
ただし、参加者のスキルや経歴は自己申告に過ぎません。
選考に進む際は採用前にバックグラウンドチェックを行い、本人が主張する内容と矛盾がないかを確認しておきましょう。